遺言・生前対策

■遺言とは
遺言とは自身の死後に向けて行う意思表示をいい、一般的には遺産相続の方法を指定します。

通常の相続では、民法上の定めにより相続人・相続割合が決定します。これに対し、遺言をした場合には、相続人・相続割合は遺言の記載にしたがって決定します。

■遺言の書き方
遺言に法的効力が認められるには、民法上規定された方式により遺言書を作成する必要があります。遺言方式には、自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類があります。

自筆証書遺言は遺言全文・日付・氏名を手書きし、押印することによって作成します。

公正証書遺言は、公証役場で公証人・2人の証人の立会いの下作成します。

秘密証書遺言は、自身で作成し、署名押印のうえ封印し、公証役場で申述を行います。

■民事信託・家族信託とは
信託とは、財産の管理・運用を委任することをいい、このうち非営利の信託のことを民事信託といいます。そして、民事信託の中でも特に家族間で行われるものを家族信託といいます。

民事信託を行うことにより、生前から柔軟な財産運用を行わせることができます。また、後継ぎ遺贈型受益者連続信託を利用することにより、2世代、3世代にわたる相続まで指定することができます。

司法書士中野三郎事務所では、大阪市北区で法務相談を承っております。大阪、京都南部、奈良北部、和歌山北部にお住まいの方で、遺言や遺産相続、不動産登記、成年後見、会社設立手続きでお悩みの方は気軽にお問い合わせください。